前節、アウェー秋田戦に弊班から唯一参戦した「女子マネ」の秋田土産と終了間際で勝利がスルリと逃げた悔しさを…
まずはこいつで流し込みます。
さらに弊班「斬り込み隊長」の新潟土産「鮭びたし」の差し入れも加わり、ちょびっとビールの消費量が増した弊班…。
10月中旬だというのに、まるで夏が戻ってきたかのような直射日光を受けるバクスタは回る酔いも手伝って、汗をかきかきの観戦になりました。
日陰のメインスタンドは絶好の観戦日和だったのではないでしょうか?
目標の優勝からは既に下方修正したものの、現時点(10月19日現在)では自力での「昇格圏内」も失っている長野…。
前節の引き分けは確かに痛かったが、これでやらなければいけないことが単純明快にたったひとつになった。
「何が何でもどんな形でも残り全部勝つこと」。
2位町田の成績次第では直接対決で決着という千載一遇のチャンスがまだ残っている。
2015 J3 第34節は南長野総合球技場でFC“薩川”琉球を迎えて、赤とんぼが辺りにフワリフワリ飛び交う穏やかな秋の午後3:00キックオフ。
(グッズはあまり購入しない筆者ですが、自転車乗りにはこの時期助かります。)
FC琉球は確かに成績的には分がいい相手だが、今の長野には「お得意さま」などもうどこにも存在しない。2点以上は取れないという厳然たる事実が勝負の際どさをより一層引き立たせてしまう。観ている方はコチトラ一息つく間もないハラハラ、ドキドキの波状攻撃に試合後はグッタリしてしまう。まあ、それが勝ったうれしさ、負けた悔しさを倍増させるのだが…。
9試合ぶり
(だそうです…)にエース宇野沢選手を先発させ、彼を1トップに置いた3-4-2-1のフォーメーション。FW以外は最近の固定メンバーで試合開始の笛が鳴る。
相似する両チームが「がっぷりよつ」に組むとやはり一進一退の攻防は予想の範囲だ。長野は相手陣地の深い位置でのサイドチェンジがほぼほぼ決まり、山田選手・都並選手を中心にサイドから崩す攻撃に、琉球は中央からディフェンスラインを突破する攻撃を中心にお互いにチャンスは作るものの、決め手がなくそのまま前半が終了するかと思いきや44分、琉球のCK
(その前のプレーは琉球のハンド臭かったんですけど…)から決められ、先制される。田中謙吾選手をもってしても防ぎようのない、敵ながら鮮やかなボレーでした。
しかしロスタイムに突入後、仙石選手のFKから内野選手の頭で同点に追いつく!
今思えば、この試合に「熱視線」を送るとすれば、ココに集約されるかもしれない。失点直後、前半のうちに追いついてリセットできたことが後半の攻撃への導火線に火を付けた気がする。
後半15分、都並選手が左から上げたクロスボールが試合の最大の権威と権限を有する「黒い石」に当たって方向が変わり、佐藤選手が2人のディフェンスを交わして押し込み勝ち越し点!
今季も「黒い石」が下す「?」の判定もありましたが、ここにきてナイスアシスト!「運も実力のうち」と割り切ってここはありがたく享受しましょう。
時計は刻々と時を刻み、都並選手のバーを叩いて天を仰いだシュートもあったが、今節もご多分に漏れず、2点以上の得点の上積みはなく、1点差で「ロスタイム」という名の恐怖と戦慄のプレゼントは「3分」…。筆者の「ノミの心臓」が悲鳴を上げました。
北信地方(北信濃)の方言で言えば「おえ~、また、なげんでねぇーかい?
(おいおい、ちょっと、長くないですか?)」。
血圧Maxの3分をつつがなくしのいで試合終了!!
2-1でFC琉球を下して勝利!!
次節、弊班からも4人で山口に乗り込みます。
名付けて「バクスタしゃなな班『大人の修学旅行』~戦後70年、サッカーを観られる幸せを今ふたたび痛感せんとす~」
(仮題)
いま戦争のない日本に住み、食べたいものが食べられて、何不自由なく生活できているのは決して自分たちでも、あまつさえ為政者たちのおかげではない。戦陣に散り、戦渦に倒れた幾百万ともいわれる尊い生命の犠牲の上に成り立っているという事実を今一度痛感せねば…。
あっ、すいません…。広島と山口で痛飲もする予定です…。
では行ってまいります。
アウェー戦自走運行係 記